公開日:2026年05月28日

アンジュはオンライン診療で処方してもらえる?処方の流れと注意点

  • 【読み】 あんじゅ
  • 【呼称】 アンジュ

低用量ピル(OC)の一つであるアンジュ28錠(一般名:レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール)は、トリキュラーと同じ有効成分を持つ三相性ピルです。ホルモン量が3段階に変化する設計で、自然なホルモンバランスに近いのが特徴です。この記事では、アンジュをオンライン診療で処方してもらえるのか、処方の流れや費用、注意点について医師が解説します。

アンジュはオンライン診療で処方してもらえる?

結論:はい、医師が必要と判断した場合、オンライン診療でアンジュを処方してもらうことが可能です。

アンジュは医師の処方が必要な医療用医薬品です。薬局やドラッグストアで直接購入することはできませんが、オンライン診療を利用すれば、自宅にいながら医師の診察を受け、必要と判断された場合に処方してもらうことができます。

ピルは継続的な服用が必要なお薬です。毎月の通院が負担に感じる方にとって、オンライン診療は便利な選択肢です。curon(クロン)では、全国どこからでもスマホやPCでピル処方に対応した医師のオンライン診察を受けられます。

なお、トリキュラーのジェネリック医薬品として『ラベルフィーユ』があり、成分はアンジュと同じ有効成分です。費用を抑えたい方は医師にジェネリックについてご相談ください。

※ 処方する薬の種類は医師が判断します

アンジュの基本情報

項目 内容
一般名 レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール
薬効分類 三相性低用量経口避妊薬(OC)
適応 避妊
用法 1日1錠、28日間連続服用(21日間実薬+7日間プラセボ)。3段階のホルモン量(三相性)
服用開始 月経第1日目から開始
製造販売元 あすか製薬
ジェネリック ラベルフィーユ28
保険適用 なし(避妊目的のOCは自費診療)

アンジュの特徴

  • 三相性ピル:ホルモン量が3段階に変化し、自然なホルモンバランスに近い設計です。不正出血が比較的少ないとされています
  • トリキュラーと同成分:有効成分(レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール)はトリキュラーと同じです。製造販売元が異なりますが、効果・安全性は同等です
  • 28錠タイプ:21錠の実薬と7錠のプラセボ(偽薬)で構成されており、毎日飲み続けるため飲み忘れを防ぎやすい設計です

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処方の流れ

STEP 1 医療機関を探す

curonアプリまたはWebで医療機関を検索します。全国どこの医療機関でもオンラインで受診可能です。

STEP 2  問診内容

  • 現在の月経周期、最終月経日
  • ピル服用歴(種類・期間)
  • 喫煙の有無(1日の本数も確認)
  • 血栓症の既往歴・家族歴
  • 服用中の薬やサプリメント
  • 片頭痛の有無(前兆の有無)
  • 妊娠の可能性の有無
  • 希望するピルの種類(先発品・ジェネリック等)

STEP 3  オンライン診察

予約した日時にスマホやPCでビデオ通話による診察を受けます。 医師が症状を確認し、【アンジュ】の処方が適切かを判断します。
※ 医師の判断により、別のお薬が処方される場合があります

STEP 4  処方箋の発行・お薬の受け取り

お薬の受け取り方法(クリニックにより異なります)

方法内容
処方箋FAX処方箋をお近くの薬局にFAX。薬局で直接お薬を受け取れます
配送お薬がご自宅に届きます

オンライン処方にかかる費用

費目 金額目安
診察料 医療機関により異なる
お薬代(アンジュ) 1シート 約2,000〜3,000円(自費)
お薬代(ラベルフィーユ/ジェネリック) 1シート 約2,000〜3,000円(自費)
curon利用料 330円/回
調剤料 薬局により異なる

※ 避妊目的のOC(経口避妊薬)は保険適用外のため、全額自費となります

※ ジェネリック(ラベルフィーユ)でも自費のため大幅な価格差はありませんが、医療機関によっては多少安価な場合があります

※ 月経困難症の症状がある方は、保険適用のLEP(ルナベル、ヤーズなど)が処方される場合があります。症状がある方は医師にご相談ください

オンラインで処方してもらう際の注意点

血栓症(VTE)のリスクに注意

低用量ピルの服用により、血栓症(静脈血栓塞栓症:VTE)のリスクがわずかに高まります。特に服用開始後最初の1年間(なかでも3〜6か月)はリスクが高いとされています。ふくらはぎの痛みやむくみ、突然の息切れ、激しい頭痛、視野の異常などの症状が出た場合は、服用を中止しすぐに医療機関を受診してください。

喫煙者の方は制限があります

35歳以上で1日15本以上喫煙する方は、トリキュラーを服用できません(添付文書上の禁忌)。また、日本産科婦人科学会のガイドラインでは、35歳以上の習慣的喫煙者は本数を問わず原則処方不可とされています。喫煙は血栓症のリスクをさらに高めるため、問診時に正確に喫煙状況をお伝えください。禁煙の意思がある方も含め、医師が総合的に判断します。

飲み忘れた場合の対応

飲み忘れた場合の対応

  • 飲み忘れに翌日気づいた場合、気づいた時点で前日分を飲み、当日の服用時刻に当日分を飲んでください。
  • 2日以上連続して飲み忘れている事に気づいたら、気づいた時点で前日分のみを飲み、当日の服用時刻に当日分を飲んでください。服用は継続しますが他の避妊方法は必須です。
  • 3日以上飲み忘れた場合(3日目の服用時刻以降に気づいた場合)は中止して、次の月経から再開です。

※同時に2錠飲むわけではありません

※1日に2錠より多く飲むことはありません

※ 飲み忘れが不安な場合は、次回のオンライン診察時に医師にご相談ください

定期的な検査が推奨されます

ピルを継続して服用する場合、年に1回の血液検査(血栓症リスクの確認)や子宮頸がん検診などの定期検査が推奨されます。オンライン診療で処方を受けている場合でも、定期的に対面での検査を受けることをおすすめします。

他の低用量ピル(OC)との比較

項目 アンジュ トリキュラー ラベルフィーユ マーベロン ファボワール
タイプ 三相性 三相性 三相性 一相性 一相性
先発/後発 先発品 先発品 後発品(トリキュラーのジェネリック) 先発品 後発品(マーベロンのジェネリック)
黄体ホルモン レボノルゲストレル レボノルゲストレル レボノルゲストレル デソゲストレル デソゲストレル
製造販売元 あすか製薬 バイエル薬品 富士製薬工業 オルガノン 富士製薬工業
特徴 トリキュラーと同成分。国内メーカー製 日本で処方実績が多い 先発品と同成分。費用が抑えられる 一相性で飲み順自由。ニキビ改善効果も マーベロンと同成分
費用目安(1シート) 約2,000〜3,000円 約2,000〜3,000円 約2,000〜3,000円 約2,500〜3,000円 約2,000〜2,500円

※ 費用は自費の場合の目安です。医療機関によって異なります

※ アンジュとトリキュラーは同じ有効成分のため、効果・安全性に違いはありません

※ どの低用量ピルが適しているかは体質や生活習慣によって異なるため、医師にご相談ください

よくある質問

Q. アンジュはオンライン診療で処方してもらえますか?

A. はい、オンライン診療でも、医師が必要と判断した場合にアンジュを処方してもらうことが可能です。curon(クロン)ならスマホやPCで自宅から医師の診察を受けられ、お薬は自宅への配送もしくはお近くの薬局で受け取ることができます(対応方法はクリニックにより異なります)。

Q. アンジュとトリキュラーの違いは何ですか?

A. アンジュとトリキュラーは有効成分(レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール)が同一で、三相性という点も同じです。主な違いは製造販売元で、アンジュはあすか製薬、トリキュラーはバイエル薬品が製造しています。効果・安全性に違いはありませんので、どちらを服用しても問題ありません。

Q. アンジュとラベルフィーユの違いはありますか?

A. 有効成分は同一で、効果・安全性も同等です。また、ラベルフィーユはトリキュラー(先発品)のジェネリックです。アンジュとも有効成分は同一です。いずれも自費処方となります。先発品とジェネリックの価格差は保険適用薬ほど大きくない場合がありますが、医療機関によってはジェネリックのほうが安価な場合もあります。費用を抑えたい方は医師にご相談ください。

Q. アンジュは保険適用されますか?

A. 避妊目的のOC(経口避妊薬)であるアンジュは保険適用外のため、全額自費となります。月経困難症などの治療が必要な場合は、保険適用のLEP(ルナベル、ヤーズなど)が処方されることがあります。症状がある方は医師にご相談ください。

まとめ

アンジュ28錠は、トリキュラーと同じ有効成分を持つ三相性の低用量ピルで、オンライン診療で処方を受けることが可能です。自然なホルモンバランスに近い設計で、不正出血が比較的少ないことが特徴です。

避妊目的のピルは保険適用外(自費)ですが、ジェネリック医薬品のラベルフィーユを選ぶことで費用を抑えられる場合もあります。curonなら全国どこからでもスマホやPCで受診できますので、ピルの処方をお考えの方はお気軽にご相談ください。

※ 処方の判断は医師が行います

西野枝里菜氏のプロフィール画像

この記事の監修者

西野枝里菜

【経歴等】
東京大学・同大学院を経て名古屋大学医学部を卒業。
総合周産期母子医療センターにて産婦人科専門医を取得し、現在は久保田産婦人科病院で分娩および外来診療に従事しています。
周産期医療の最前線で培った高度なスキルと、母体保護法指定医・日本医師会認定産業医としての幅広い視点を活かし、一人ひとりのライフステージに寄り添った診療を提供。また、医療記事の監修を通じて、産婦人科・乳幼児医療に関する正しい知識の普及にも努めています。

【資格】
・産婦人科専門医
・母体保護法指定医
・日本医師会認定産業医

【所属】
・久保田産婦人科病院 医員

【専門領域】
・産婦人科

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