ルナベル配合錠LD・ULD(一般名:ノルエチステロン・エチニルエストラジオール)とは
- 【読み】 るなべるえるはいごうじょうでぃー・ゆーえるでぃー
- 【呼称】 -
※2026年7月時点の情報を元に作成しています。
概要
ルナベル配合錠は、黄体ホルモンのノルエチステロン1mgに卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールを配合した処方箋医薬品です。LDはエチニルエストラジオール0.035mg、ULDは0.02mgを含み、ULDはエストロゲン量が少ない一方、不正性器出血が起こる割合はLDより高いと報告されています(不正性器出血 LD60.0%/ULD81.1%、希発月経 LD14.1%/ULD35.8%)。どちらを使うかは症状・治療目標・副作用を踏まえ医師が判断します。
ルナベル配合錠には、①月経困難症の治療、②生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、という2つの効能があります。月経困難症の治療などに使用され、避妊を目的として承認された薬ではありません。
LEP製剤には、ルナベルLD・ULDのほか、ヤーズ、ヤーズフレックスがあり、ルナベルLD・ULDのジェネリック医薬品にフリウェルLD・ULDがあります。
対象となる疾病・症状
月経困難症、生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整
月経困難症の種類
月経困難症には下記の2つのタイプがあります。
・機能性月経困難症
身体的な原因(病気)が存在しないにも関わらず、症状がでます。子宮や卵巣が未成熟であることや、子宮内膜から分泌されるプロスタグランジンが子宮を過剰に収縮させていることが原因です。思春期に多く見られ、ストレスなどの影響もあります。
・器質性月経困難症
子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症など、直接的な原因となる病気が存在します。
ルナベルに期待できる効能・効果
月経困難症の治療、生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整
ルナベルの服用方法
月経困難症の治療では、1日1錠を毎日一定の時刻に21日間経口投与し、その後7日間休薬します。以上28日間を投与1周期とし、出血が終わっているか続いているかにかかわらず、29日目から次の周期の錠剤を投与し、以後同様に繰り返します。
生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整で使用する場合は、通常14〜21日服用します。開始時期を調整しない場合と比べ妊娠率・生産率が低下する可能性を踏まえて使用要否が判断されます。用法は使用目的によって異なるため、自己判断で開始日・服用日数を変えないでください。
用法・用量に関する使用上の注意
(1)毎日一定の時刻に服用しましょう。
(2)飲み忘れがないよう、服用方法をよく確認しましょう。
(3)初めて服用する場合は、原則として月経第1~5日目に服用を開始してください。
(4)万一前日の飲み忘れに気付いた場合は、直ちに前日の飲み忘れた錠剤を服用し、当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用してください。2日以上服薬を忘れた場合は、気付いた時点で前日分の1錠を服用し、当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用したうえで、その後は当初の服薬スケジュールどおり服用を続けてください。
その他の注意
・本剤を避妊目的で使用しないでください。
・受診の際は、問診、内診、基礎体温の測定、妊娠検査等により、妊娠していないことを確認します。
・服用中に激しい下痢、嘔吐が続いた場合には本剤の吸収不良をきたすことがあり、妊娠する可能性が高くなるので注意してください。
・年齢及び喫煙量により心血管系の重篤な副作用の危険性が増大するとの報告があるので、本剤を服用する方は禁煙しましょう。
ルナベルの主な副作用
主な副作用には、不正性器出血、月経回数の減少、吐き気、頭痛、下腹部痛、乳房の痛み・不快感などがあります。ULDはLDより不正性器出血が起こりやすいとされています。
ルナベルの重大な副作用
(1)足の突然の痛み・腫れ、突然の息切れや胸痛、激しい頭痛、手足の脱力・まひ、言葉のもつれ、突然の視力障害が現れた場合は、服用を中止し、直ちに救急医療機関を受診してください。
(2)アナフィラキシー(呼吸困難、蕁麻疹、血管浮腫、そう痒感等)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行ってください。
※警告・禁忌を含む使用上の注意等は製品添付文書をご確認ください。
ルナベル配合錠の処方を受ける方法
ルナベルは処方箋医薬品です。対面診療またはオンライン診療で医師の診察を受け、適切と判断された場合に処方されます。オンライン診療が適さない場合は対面診療が必要です。薬は薬局での服薬指導後に受け取り、条件によっては配送される場合があります。生殖補助医療における使用は、不妊治療・生殖医療の受診案内に沿ってご相談ください。
【参考文献】
このページは、オンライン診療サービス curon(クロン)を開発・運営する株式会社MICINにより運営されています。クロンは厚生労働省・経済産業省・総務省のガイドラインにも準拠した、初期費用・月額固定費用が無料で運営できるオンライン診療のシステムで、全国で多数のクリニックに導入されています。サービスの詳しい内容について、こちらをご覧ください。
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