公開日:2024年05月10日

ファボワール21・28(一般名:デソゲストレル・エチニルエストラジオール)とは

  • 【読み】 ふぁぼわーる21・28
  • 【呼称】 -

※2026年7月時点の情報を元に作成しています。

概要

ファボワール21・28はマーベロン21・28のジェネリック医薬品です。有効成分のデソゲストレル(黄体ホルモン)およびエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)の作用で、主として排卵を抑え、子宮内膜変化により着床を抑え、頸管粘膜変化により精子通過を阻害して避妊効果を発揮する低用量ピルと呼ばれる経口避妊薬(OC)です。ホルモン含有量が一定で、プラセボ以外は1シート中の錠剤のホルモン含有量が同じ一相性のタイプのOCです。三相性の薬剤には、トリキュラー21・28アンジュ21・28とそのジェネリック医薬品のラベルフィーユ21・28があります。実薬(白色錠)1錠にはデソゲストレル0.15mgとエチニルエストラジオール0.03mgを含みます。

経口避妊剤は、HIV感染(エイズ)を含む性感染症(梅毒、性器ヘルペス、淋病、クラミジア感染症、尖圭コンジローマ、腟トリコモナス症、B型肝炎等)を防ぐものではありません。感染症予防にはコンドームを使用してください。気になる症状がある場合は医療機関で性感染症検査を受けましょう。

ファボワールに期待できる効能・効果

避妊効果

効能・効果に関する使用上の注意

経口避妊剤使用開始1年間の飲み忘れを含めた一般的使用における失敗率は9%との報告があります。この9%は1回の性交あたりの妊娠確率ではなく、飲み忘れ等を含む一般的な使用を1年間続けた場合の報告値です。

ファボワールの服用方法

1日1錠を毎日一定の時刻に、21日間連続で服用します。その後7日間は休薬してください(ファボワール錠28の場合は、白色錠を21日間服用したあと、続けて緑色錠を7日間服用し、休薬期間はとりません)。この服用サイクルを、避妊したい期間繰り返します。
通常、緑色錠を服用している間に月経(消退出血)が起こります。

通常、緑色錠服用中に月経(消退出血)が発来する。

用法・用量に関する使用上の注意

(1)毎日一定の時刻に服用しましょう。

(2)服用開始日について:初めて服用する場合は、月経第1日目から服用を開始してください。服用開始日が月経第1日目から遅れた場合は、飲みはじめの最初の1週間は他の避妊法を併用してください。

その他の注意

・デソゲストレルを含む経口避妊薬は、レボノルゲストレル等を含む経口避妊薬より、静脈血栓症の相対リスクが高い可能性が示されています。年齢、喫煙、片頭痛、肥満、血栓症の既往・家族歴などを医師に伝え、処方の可否について判断を受けてください。

・飲み忘れがないよう、服用方法をよく確認しましょう。万一飲み忘れがあった場合は製品添付文書の指示に従ってください。なお、飲み忘れにより妊娠する可能性が高くなるので、その周期は他の避妊法を併用してください。

・服用中に激しい下痢、嘔吐が続いた場合には本剤の吸収不良をきたすことがあります。その場合には妊娠する可能性が高くなるので、その周期は他の避妊法を併用してください。

・年齢及び喫煙量により心血管系の重篤な副作用の危険性が増大するとの報告があるため、35歳以上で1日15本以上の喫煙者、前兆を伴う片頭痛のある人、血栓症の既往がある人などは使用できない場合があります。本剤を服用する方は禁煙しましょう。

ファボワールの主な副作用

主な副作用には、悪心、乳房痛、頭痛、不正性器出血、乳房緊満感、嘔吐、下痢、腹痛、めまいなどがあります。症状が続く場合や強い場合は、医師または薬剤師に相談してください。

ファボワールの重大な副作用

足の突然の痛み・腫れ、突然の息切れや強い胸痛、激しい頭痛、手足の脱力・まひ、言葉のもつれ、突然の視力障害が現れた場合は、服用を中止し、直ちに救急医療機関を受診してください。

※警告・禁忌を含む使用上の注意等は製品添付文書をご確認ください。

ファボワールの処方を受ける方法

低用量ピルをコンスタントに服用するためには定期的に通院し医師の処方を受けることが必要ですが、ピルを服用する年代の女性は学業・仕事など日々の生活で忙しく、思うように来院の時間を作れない場合があります。また、産婦人科を受診するところを人に見られることに抵抗を感じ、それが心理的障壁となって通院を負担に感じる患者もいます。オンライン診療は、こうした通院負担の軽減に役立ちます。

ファボワールは処方箋医薬品です。対面診療またはオンライン診療で医師の診察を受け、適切と判断された場合に処方されます。オンライン診療が適さない場合は対面受診が必要です。薬局で服薬指導を受け、条件によっては配送で受け取れる場合があります。海外通販や個人輸入による未承認品・偽造品の購入は避けてください。

マーベロンとの関係

ファボワールは、マーベロンの後発医薬品です。有効成分・含有量は共通ですが、添加剤や製造販売元、錠剤の識別コードなどは異なります。切り替え時は処方された製品名・識別コードを確認してください。共通する飲み方や血栓症の注意点は、マーベロン21・28(一般名:デソゲストレル・エチニルエストラジオール)とはをご覧ください。

【参考文献】

ファボワール添付文書(PMDA電子添文・最新版)

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