公開日:2024年05月10日

トリキュラー21・28(一般名:レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール)とは

  • 【読み】 とりきゅらー21・28
  • 【呼称】 -

概要

トリキュラー21・28は、有効成分のレボノルゲストレル(黄体ホルモン)およびエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)の作用で、主として排卵を抑え、子宮内膜変化により着床を抑え、頸管粘膜変化により精子通過を阻害して避妊効果を発揮する低用量ピルと呼ばれる経口避妊薬(OC)です。21錠は実薬21錠、28錠は実薬21錠とホルモンを含まない白色錠(大)7錠で構成されます(トリキュラー28のプラセボは白色(大)。アンジュ28/ラベルフィーユ28の赤色プラセボとは色が異なります)。実薬は三相性で(赤褐色6錠:レボノルゲストレル0.05mg+エチニルエストラジオール0.03mg/白色5錠:0.075mg+0.04mg/淡黄褐色10錠:0.125mg+0.03mg。赤褐色から開始)、生理的なホルモン分泌に合わせて含有量を段階的に調節しています。避妊を効能とする処方箋医薬品です。

トリキュラーと同一成分の薬剤に、アンジュ21・28とジェネリック医薬品のラベルフィーユ21・28があります。

経口避妊剤は、HIV感染(エイズ)を含む性感染症(梅毒、性器ヘルペス、淋病、クラミジア感染症、尖圭コンジローマ、腟トリコモナス症、B型肝炎等)を防ぐものではありません。感染症予防にはコンドームを使用してください。気になる症状がある場合は医療機関で性感染症検査を受けましょう。

対象となる疾病・症状

避妊

トリキュラーに期待できる効能・効果

避妊効果

効能・効果に関する使用上の注意

飲み忘れなどを含む一般的な使用を1年間続けた場合の失敗率は9%、正しく継続した理想的な使用では0.3%との報告があります。これは1回の性交ごとの妊娠確率ではありません。

トリキュラーの服用方法

1日1錠を毎日一定の時刻に定められた順に従って(赤褐色糖衣錠から開始する)21日間連続投与し,7日間休薬します(トリキュラー錠28は28日間連続投与)。以上28日間を投与1周期とし,出血が終わっているか続いているかにかかわらず29日目から次の周期の錠剤を投与し,以後同様に繰り返します。

用法・用量に関する使用上の注意

(1)毎日一定の時刻に服用しましょう。

(2)服用開始日について:初めて服用する場合は、月経第1日目から服用を開始してください。服用開始日が月経第1日目から遅れた場合は、飲みはじめの最初の1週間は他の避妊法を併用してください。

その他の注意

・飲み忘れがないよう、服用方法をよく確認しましょう。万一飲み忘れがあった場合は製品添付文書の指示に従ってください。なお、飲み忘れにより妊娠する可能性が高くなるので、その周期は他の避妊法を併用してください。

・服用中に激しい下痢、嘔吐が続いた場合には本剤の吸収不良をきたすことがあります。その場合には妊娠する可能性が高くなるので、その周期は他の避妊法を併用してください。

・年齢及び喫煙量により心血管系の重篤な副作用の危険性が増大するとの報告があるため、35歳以上で1日15本以上の喫煙者、前兆を伴う片頭痛のある人、血栓症の既往がある人などは使用できない場合があります。本剤を服用する方は禁煙しましょう。

トリキュラーの主な副作用

主な副作用には、吐き気、乳房の張り、頭痛、嘔吐、下腹部痛などがあります。症状が強い・長く続く場合は処方医・薬剤師に相談してください。

トリキュラーの重大な副作用

足の突然の痛み・腫れ、突然の息切れや胸痛、激しい頭痛、手足の脱力・まひ、言葉のもつれ、突然の視力障害が現れた場合は、服用を中止し、直ちに救急医療機関を受診してください。

※警告・禁忌を含む使用上の注意等は製品添付文書をご確認ください。

トリキュラーの処方を受ける方法

トリキュラーは処方箋医薬品です。対面診療またはオンライン診療で医師の診察を受け、適切と判断された場合に処方されます。海外通販や個人輸入による未承認品・偽造品の購入は避けてください。

アンジュ・ラベルフィーユとの関係

トリキュラーは先発(バイエル)製品で、同成分のアンジュ(あすか/武田)、後発品のラベルフィーユが存在します。3製品とも成分・効能・服用方法・注意事項が近いため、共通の飲み方・安全情報は低用量ピルの飲み方は?飲むタイミングについても解説をご覧ください。トリキュラーは先発製品としての基本情報・錠剤構成を、アンジュ21・28は現行7%表記の製品情報を、ラベルフィーユ21・28は後発品としての位置付けをそれぞれご確認ください。

【参考文献】

トリキュラー添付文書(PMDA電子添文・最新版)

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