ザガーロ(一般名:デュタステリド)とは
- 【読み】 ざがーろ
- 【呼称】 -
※2026年7月時点の情報を元に作成しています。
概要
ザガーロは、5α還元酵素I型およびⅡ型を両者ともに抑制し、テストステロンからジヒドロテストステロン(DHT)への変換を阻害して、男性型脱毛の進行を遅延させるAGA治療薬です。
【本剤によるAGA治療(オンライン診療)をご検討の方へ】
ザガーロ(デュタステリド)によるAGA(男性型脱毛症)治療は、公的医療保険の対象外となる自由診療です。治療にかかる費用は医療機関ごとに異なりますので、受診を希望される医療機関に事前にご確認ください。
主な副作用として、勃起不全・リビドー(性欲)減退・射精障害などの性機能に関連する症状、肝機能障害・黄疸、PSA値への影響が報告されています。また、女性・小児・重度の肝機能障害のある方は使用できません(詳細は本ページの「禁忌」をご参照ください)。
治療の適否は医師の診察により判断されます。処方の可否、費用、治療内容についてのご質問・お問い合わせは、受診される医療機関に直接お問い合わせください。
対象となる疾病・症状
男性型脱毛症
ザガーロに期待できる効能・効果
男性における男性型脱毛症
効能・効果に関する使用上の注意
(1)男性における男性型脱毛症のみの適用となります。他の脱毛症に対する適用はありません。
(2)20歳未満での安全性及び有効性は確立されていません。
ザガーロの服用方法
成人男性には、通常、1回1カプセル(主成分として0.1mg)を1日1回経口投与します。なお、必要に応じて0.5mgカプセルを1日1回投与します。
用法・用量に関する使用上の注意
(1)カプセルの内容物が口腔咽頭粘膜を刺激する場合があるので、カプセルは噛んだり開けたりせずに服用させること。
(2)投与開始後12週間で改善が認められる場合もありますが、治療効果を評価するためには、通常6ヵ月間の治療が必要です。
(3)本剤を6ヵ月以上投与しても男性型脱毛症の改善がみられない場合には投薬を中止すること。また、6ヵ月以上投与する場合であっても定期的に効果を確認し、継続投与の必要性について検討すること。
禁忌(次の患者には投与しないこと)
以下に該当する方はザガーロを使用できません。
・本剤の成分及び他の5α還元酵素阻害薬に対し過敏症の既往歴のある方
・女性(妊婦、妊娠している可能性のある女性を含む)
・小児
・重度の肝機能障害のある方
ザガーロは経皮吸収されるため、女性や小児がカプセルから漏れた薬剤や、割れた・砕けたカプセルに触れないよう注意してください。誤って薬剤に触れた場合は、直ちに石けんと水で洗い流してください。妊娠中またはその可能性がある女性がザガーロの成分に曝露すると、男性胎児の外生殖器の発育に影響を及ぼすおそれがあります。
前立腺特異抗原(PSA)値への影響に関する注意
ザガーロ(デュタステリド)は血清中の前立腺特異抗原(PSA)値に影響を与えることが知られています。前立腺肥大症患者を対象とした試験では、デュタステリド0.5mg/日を6ヵ月間投与した場合、前立腺癌が存在する場合であってもPSA値を約50%低下させることが確認されています。
そのため、ザガーロを6ヵ月以上服用している方が前立腺癌のスクリーニングを目的としてPSA検査を受ける場合は、測定されたPSA値を約2倍した値を目安として基準値と比較する必要があります。また、PSA検査を受ける際は、ザガーロを服用していることを必ず担当医に申告してください。
献血について
ザガーロ(デュタステリド)を服用している方、また服用を中止してから6ヵ月未満の方は献血できません。日本赤十字社の基準では、デュタステリドを含む治療薬は服用中止後6ヵ月間の待機期間が定められています(参考:フィナステリドを含む治療薬の場合は服用中止後1ヵ月間)。献血を希望される場合は、事前に献血ルーム等にご相談ください。
※本項目は添付文書に基づく情報ではなく、日本赤十字社の献血基準に基づく情報です。
ザガーロの主な副作用
勃起不全、リビドー減退、精液量減少、射精障害
ザガーロの重大な副作用
肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行ってください。
デュタステリド(ザガーロ)とフィナステリド(プロペシア)の違い
男性型脱毛症(AGA)には、ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンが関与しています。DHTは男性ホルモンであるテストステロンが5α還元酵素と結びつくことで生成されることから、5α還元酵素の働きを阻害することが治療法の一つになります。
5α還元酵素にはI型とII型の2種類があり、デュタステリドはI型・II型の両方を阻害するのに対し、フィナステリドはII型のみを阻害する点で異なります。国内外の臨床試験では、デュタステリド0.1mg・0.5mgはいずれもフィナステリド1mgに対して非劣性、デュタステリド0.5mgはフィナステリド1mgに対して優越性が確認されています(頭頂部円内の毛髪数の変化量による評価)。
なお、デュタステリドとフィナステリドの違いに関する詳しい比較情報は本ページに集約しています。フィナステリド(プロペシア)そのものについての解説は下記のページをご覧ください。
※警告・禁忌を含む使用上の注意等は各製品の添付文書をご確認ください。
ザガーロのオンライン診療との相性
男性型脱毛症(AGA)については、男性にとってはデリケートな問題であり、かつ定期的な診察が必要である点で、病院に足を運ぶことなく、どこからでも診察を受けられるオンライン診療との相性の良さが認められています。
ただし、オンライン診療であっても、初回受診時には医師による問診・診断のうえで処方の可否が判断され、副作用や注意事項に関する説明を受ける必要があります。また、6ヵ月以上服用しても改善がみられない場合や副作用が疑われる場合には、医師の判断により投与の中止や治療方針の見直しが行われるため、自己判断で服用を継続せず、定期的な診察・評価を受けることが重要です。
なお、海外の通信販売サイトや個人輸入代行を通じてデュタステリド等を入手することは、偽造品や成分不明・品質不良の医薬品を服用してしまうリスクがあるほか、健康被害が生じた場合の医薬品副作用被害救済制度の対象外となるおそれがあります。ザガーロの処方を希望される場合は、医師の診察を受けたうえで、正規のルートで入手するようにしてください。
参考文献
ザガーロカプセル0.1mg/ザガーロカプセル0.5mg 添付文書(2025年8月改訂(第2版)|PMDA医療用医薬品情報)
このページは、オンライン診療サービス curon(クロン)を開発・運営する株式会社MICINにより運営されています。クロンは厚生労働省・経済産業省・総務省のガイドラインにも準拠した、初期費用・月額固定費用が無料で運営できるオンライン診療のシステムで、全国で多数のクリニックに導入されています。サービスの詳しい内容について、こちらをご覧ください。
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