ゾコーバのオンライン診療による処方と注意点について

  • 【読み】 ぞこーば
  • 【呼称】 ゾコーバ

新型コロナウイルス感染症の治療薬として登場したゾコーバ(一般名:エンシトレルビル フマル酸)は、飲み薬タイプのコロナ治療薬です。この記事では、ゾコーバをオンライン診療で処方してもらえるのか、処方の流れや費用、注意点について医師が解説します。

ゾコーバはオンライン診療で処方してもらえる?

結論:はい、医師が必要と判断した場合、オンライン診療でゾコーバを処方してもらうことが可能です。

ゾコーバは医師の処方が必要な医療用医薬品です。薬局やドラッグストアで直接購入することはできませんが、オンライン診療を利用すれば、自宅にいながら医師の診察を受け、必要と判断された場合に処方してもらうことができます。

curon(クロン)では、全国どこからでもスマホやPCでコロナ・発熱診療に対応した医師のオンライン診察を受けられます。コロナの症状がつらいときに外出せずに受診できるのは大きなメリットです。

ゾコーバの基本情報

項目 内容
一般名 エンシトレルビル フマル酸
薬効分類 抗SARS-CoV-2薬(3CLプロテアーゼ阻害薬)
適応 SARS-CoV-2による感染症
用法 1日1回、5日間服用(初日は3錠、2日目以降は1錠)
対象 12歳以上かつ体重40kg以上
保険適用 あり(3割負担)※2024年4月〜通常の保険診療に移行

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受診前に抗原検査キットで検査しておきましょう

オンライン診療では医師の目の前でコロナ検査を行うことができません。スムーズに診察・処方を受けるために、受診前に市販の抗原検査キットで検査し、陽性であることを確認しておくことをおすすめします。

検査キットは薬局やドラッグストアで購入できます。購入の際は、パッケージに「体外診断用医薬品」または「第1類医薬品」と表示された国の承認を受けた製品を選んでください(「研究用」は医療目的には使用できません)。

検査結果(陽性ラインが出たキット)は、オンライン診察時にスマホのカメラで画面越しに医師に見せることができます。

※ 検査結果がない場合でも、症状や周囲の感染状況から医師が総合的に判断して処方するケースはあります

問診項目

  • いつから症状が出ているか
  • 現在の症状(発熱・咽頭痛・咳・倦怠感など)
  • コロナの検査結果(抗原検査キットの陽性画像があるとスムーズ)
  • 服用中のお薬(併用禁忌が多いため重要)
  • 妊娠の可能性の有無

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オンライン処方にかかる費用

費目 金額目安
診察料 医療機関により異なる
お薬代 ゾコーバ:約15,000〜16,000円(3割負担の場合)
その他、症状に応じて、解熱剤や鎮咳薬などが処方されることもあります。
curon利用料 330円/回
調剤料 薬局により異なる

※ ゾコーバは保険適用の医薬品です。自己負担割合は年齢等により1〜3割です(6〜69歳は3割)

※ 3割負担の場合、合計費用の目安は約17,000〜20,000円程度ですが、医療機関や薬局によって異なります

オンラインで処方してもらう際の注意点

発症後5日以内に服用を開始する

ゾコーバは、症状が出てから5日以内(できるだけ早期)に服用を開始することが推奨されています。早めの受診が重要です。オンライン診療なら移動の負担なく、感染拡大のリスクも減らせます。

併用禁忌の薬が多い

ゾコーバは他の薬との相互作用(併用禁忌・併用注意)が多い薬剤です。問診時に現在服用中のすべての薬を正確に伝えてください。主な併用禁忌には以下があります。

  • 降圧薬の一部(ニフェジピン等のCa拮抗薬)
  • 抗不整脈薬(アミオダロン等)
  • 脂質異常症治療薬の一部(ロスバスタチン等)
  • 免疫抑制剤(タクロリムス等)
  • 経口避妊薬(エチニルエストラジオール含有製剤)

※ 上記は一部です。服用中のお薬がある場合は必ず医師にお伝えください

妊婦・妊娠の可能性がある方は服用できない

ゾコーバは妊婦または妊娠している可能性のある方には禁忌です。また、服用中および服用後一定期間は適切な避妊が必要です。該当する場合は、ラゲブリオなど別のコロナ治療薬について医師にご相談ください。

12歳未満・体重40kg未満の方は対象外

ゾコーバの適応は12歳以上かつ体重40kg以上の患者さんです。12歳未満の小児への処方はできません。お子さまの診療・治療方針については医師にご相談ください。

受診前に抗原検査キットで検査しておくとスムーズ

オンライン診療では医師の目の前でコロナ検査を行うことはできません。受診前に市販の抗原検査キットで検査し、陽性を確認しておくことで、スムーズに処方を受けやすくなります。検査結果がない場合でも、症状や周囲の感染状況から医師が総合的に判断して処方するケースはあります。検査キットの選び方については上記「受診前に抗原検査キットで検査しておきましょう」をご参照ください。

他のコロナ治療薬との違い

薬剤名 服用方法 期間 特徴
ゾコーバ 内服(錠剤) 5日間 軽症〜中等症対象。併用禁忌が多い。妊婦禁忌
ラゲブリオ 内服(カプセル) 5日間 重症化リスクの高い方が対象。妊婦禁忌
パキロビッド 内服(錠剤) 5日間 重症化リスクの高い方が対象。併用禁忌が多い

※ どの薬が適しているかは医師が判断します。重症化リスク因子(高齢、基礎疾患等)の有無によって処方される薬が変わります

よくある質問

Q. ゾコーバはオンライン診療で処方してもらえますか?

A. はい、オンライン診療でも、医師が必要と判断した場合にゾコーバを処方してもらうことが可能です。curon(クロン)なら自宅からスマホやPCで医師の診察を受けられ、お薬は自宅に配送もしくはお近くの薬局で受け取ることができます(対応方法はクリニックにより異なります)。

Q. ゾコーバのオンライン処方の費用はどれくらいですか?

A. ゾコーバの薬代は保険適用(3割負担)で約15,000円程度(5日分)です。これに加えて診察料、curon利用料(330円/回)、調剤料がかかります。合計費用は医療機関や薬局によって異なりますが、目安として約17,000〜20,000円程度です。

Q. ピルを飲んでいてもゾコーバは処方してもらえますか?

A. エチニルエストラジオールを含む経口避妊薬(ピル)はゾコーバと併用禁忌です。ピルを服用中の方は、ゾコーバではなく別のコロナ治療薬(ラゲブリオ等)について医師にご相談ください。問診時に必ずピルの服用をお伝えください。

Q. コロナの検査をしていなくてもゾコーバは処方してもらえますか?

A. スムーズに処方を受けるために、受診前に市販の抗原検査キットで検査し、陽性を確認しておくことをおすすめします。検査キットは薬局やドラッグストアで購入でき、結果はオンライン診察時に画面越しに医師に見せることができます。検査結果がない場合でも、症状や周囲の感染状況から医師が総合的に判断して処方するケースはあります。

まとめ

ゾコーバは、オンライン診療で処方を受けることが可能なコロナ治療薬です。発症後できるだけ早く服用を開始することが重要なため、外出せずに受診できるオンライン診療との相性が良い薬剤です。

ただし、併用禁忌の薬が多く、妊婦には使用できないなど注意点もあります。curonなら全国どこからでもスマホやPCで受診できますので、コロナかもしれないと思ったら早めに医師に相談しましょう。

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